2005年 08月 18日
ミュージカル・レビュー |
一週間のうちに、ミュージカル『レ・ミゼラブル』と、どうカテゴライズしていいのかわからない舞台『STOMP』のマチネを観た。ふたつとも、なんと約4000円で、前から二列目の席が取れたので、首をくわっと上げて鑑賞。こんなに舞台と役者が近いのははじめて!
『レ・ミゼラブル』に関しては、この有名なミュージカルが、こんな小さな劇場でやっているなんて、驚きを禁じえなかった。日本の小劇場ほどの空間しかなく、マチネでも客席はほぼ満席。今年で20年目というのだから、ロングランもいいところだけれど、それだけ人が集まるということで、やっぱり本場は違うなあと。
なんせ、なにもかもの迫力が違う。席がオケの真横だったせいもあるけれど、まず音楽が近く、指揮者の身振りも派手。そしてなにより役者の演技が迫真!飢えた人民たちのコーラスでは、涙、鼻水、唾(ときには泡)、よだれをだらだら流していて、舞台からよだれがたれてきたときにはもう…。いくら西洋人の感情表現が大袈裟だと言ってもねえ…舞台からよだれですよ、しかも大量の。もう感動というよりも、あっけにとられて、呆然。
そして、リトル・コゼットの歌うナンバーには、無条件で涙が出た。なんて愛らしく、いたいけなのっ!こりゃジャン・バルジャンじゃなくても連れて帰りたくなるわ(笑)。主人公ジャン・バルジャンと警官ジャベールとの、確執に満ちたナンバーも、二人の掛け合いの素晴らしさもあいまって、泣くところではないのに涙・涙。
フラットメイトはDVDとCDまで買い込んでいたぐらい気に入ったもよう。日本ではヨーロッパのDVDが観られないので、私はもう一度舞台を観に行こうかと。CDは、私も買おうかな…。なんせ、観たあとに美術館に行ったのだけど、頭は『レ・ミゼラブル』のメロディーでいっぱいで、なにも感じとれなかったほど、このミュージカルはエモーショナルだったから。
さて『STOMP』の方はというと、これまた大迫力!『STOMP』とはアーティスト集団のことで、身のまわりの道具、例えば掃除道具、ごみ箱、バケツ、シンク、ライターなどを使ってリズムをとり、一連の音楽にするもの。こんなものでハーモニーが奏でられるんだ、という驚きと、彼らの派手なパフォーマンスには拍手の嵐。途中、観客も一緒に参加できるような仕掛けもあって、大いに盛り上がる。
私はストーリー性のある舞台が好きなので、これは普段なら観ないタイプの舞台だったけど、フラットメイトにさそわれて行って正解!音だけじゃなくて、コミカルな演技(ほぼ顔芸)でストーリーも感じとれたし、台詞がないので、英語の弱い私にとっては、逆に顔芸だけでよかったなあと。そしてなにより、リーダー格のドレッドヘアの兄ちゃんがかなりかっこよくて♪ずっと目を合わそうと見つめていたけど、最後のファンサーピスで、目が合った!と思ってるのは、私の方だけだろうか…そりゃ舞台からは観客の顔なんて見えてないよねぇ、きっと。
『レ・ミゼラブル』に関しては、この有名なミュージカルが、こんな小さな劇場でやっているなんて、驚きを禁じえなかった。日本の小劇場ほどの空間しかなく、マチネでも客席はほぼ満席。今年で20年目というのだから、ロングランもいいところだけれど、それだけ人が集まるということで、やっぱり本場は違うなあと。
なんせ、なにもかもの迫力が違う。席がオケの真横だったせいもあるけれど、まず音楽が近く、指揮者の身振りも派手。そしてなにより役者の演技が迫真!飢えた人民たちのコーラスでは、涙、鼻水、唾(ときには泡)、よだれをだらだら流していて、舞台からよだれがたれてきたときにはもう…。いくら西洋人の感情表現が大袈裟だと言ってもねえ…舞台からよだれですよ、しかも大量の。もう感動というよりも、あっけにとられて、呆然。
そして、リトル・コゼットの歌うナンバーには、無条件で涙が出た。なんて愛らしく、いたいけなのっ!こりゃジャン・バルジャンじゃなくても連れて帰りたくなるわ(笑)。主人公ジャン・バルジャンと警官ジャベールとの、確執に満ちたナンバーも、二人の掛け合いの素晴らしさもあいまって、泣くところではないのに涙・涙。
フラットメイトはDVDとCDまで買い込んでいたぐらい気に入ったもよう。日本ではヨーロッパのDVDが観られないので、私はもう一度舞台を観に行こうかと。CDは、私も買おうかな…。なんせ、観たあとに美術館に行ったのだけど、頭は『レ・ミゼラブル』のメロディーでいっぱいで、なにも感じとれなかったほど、このミュージカルはエモーショナルだったから。
さて『STOMP』の方はというと、これまた大迫力!『STOMP』とはアーティスト集団のことで、身のまわりの道具、例えば掃除道具、ごみ箱、バケツ、シンク、ライターなどを使ってリズムをとり、一連の音楽にするもの。こんなものでハーモニーが奏でられるんだ、という驚きと、彼らの派手なパフォーマンスには拍手の嵐。途中、観客も一緒に参加できるような仕掛けもあって、大いに盛り上がる。
私はストーリー性のある舞台が好きなので、これは普段なら観ないタイプの舞台だったけど、フラットメイトにさそわれて行って正解!音だけじゃなくて、コミカルな演技(ほぼ顔芸)でストーリーも感じとれたし、台詞がないので、英語の弱い私にとっては、逆に顔芸だけでよかったなあと。そしてなにより、リーダー格のドレッドヘアの兄ちゃんがかなりかっこよくて♪ずっと目を合わそうと見つめていたけど、最後のファンサーピスで、目が合った!と思ってるのは、私の方だけだろうか…そりゃ舞台からは観客の顔なんて見えてないよねぇ、きっと。
by UK-life
| 2005-08-18 04:10
| LONDON